第48回銀河書道作品展
「文部科学大臣奨励賞」


第48回銀河書道作品展の最高賞「文部科学大臣奨励賞」は、高校3年生 橋場 裕憬さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

ミニーマウスの電報を受け取り、中に入っていた文面を見ると『文部科学大臣奨励賞』と書いてありました。まさか自分が最高賞を受賞できるとは思ってもいなかったのでとても驚き信じられませんでした。先生方や家族も「おめでとう」と言ってくださり、徐々に自分が最高賞を頂いたのだと改めて実感しました。同時に今までお世話になった方々への感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

今年は「三体千字文」を書かせていただきました。昨年は仮名作品を書きましたが、高校最後の年は三体千字文を書きたいとずっと思っていたので今までの集大成としてこの題材を選ばせていただきました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

私は楷書、行書、草書と並行して書くのではなく、最も時間のかかる楷書を初めに終わるように、4月頃から少しずつ丁寧に書き始めました。しかし、5月末に教室で楷書の7行目の下の方を書いていると、その行の初めで文字を抜かしてしまっていたことに気づきました。一番時間のかかる楷書がもうすぐ終わるところだったので、文字を抜かして書き進んでしまったショックと、締切までに書き終わるか分からない不安に襲われ涙が止まりませんでした。ですが高校最後の年、自分が納得のいく作品を提出したかったため書き直したいと思いました。普段なかなか即決することができない私がすぐに気持ちを切り替えて、もう一度始めから書き直すことに決められたのが不思議でした。その日のうちに、別の継紙を先生が出してくださり、すぐに線引きを始めました。6月に入り、書き終えられるか心配だったため、「総本部」「三原一丁目」「朝志ケ丘」の3つの教室に行き、毎日ひたすら書き続けました。最後の草書は部活も引退し、学校も短縮日課で時間があったので、数日間で書ききることができました。やはり、楷書を書き終えてから行書を書き、草書と書いたので、書き直しても精神的には余裕があり、期限内に書ききることができました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

幼稚園年中の時に銀河会総本部「三原一丁目教室」に通い始めました。私が通い始める前に4つ上の兄が通っていて、私も「綺麗な字を丁寧に書きたい」と思い通い始めました。初めて筆を持って「いし」と書いた半紙を見る度に、その時の緊張感を今でも思い出します。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書を書いていると自然と無心になることができます。バランスがとれ綺麗な字を書けた時は達成感を感じます。書道を通じて集中力や精神力を養うことができ、人として成長できるところも魅力だと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

銀河会に入って13年目になりますが、ここまで続けられたのは佐伯司朗先生・佐伯方舟先生をはじめ、総本部の先生方の温かく丁寧なご指導のおかげです。本当にありがとうございました。そして書道を習わせてくれ、今まで支えてくれた家族にも感謝し、さらに美しく、心のこもった正しい文字を書けるように努力していきたいと思います。これからもご指導よろしくお願い致します。

 

指導者(銀河会総本部の先生方)から受賞者(橋場裕憬さん)へ

橋場裕憬さん『文部科学大臣奨励賞』受賞おめでとうございます。
小学6年生の「毎日小学生新聞賞」中学3年生の「毎日新聞社賞」を受賞した時のことを懐かしく思います。立派に成長し、とうとう今年は最後の銀河書道作品展を迎え、このような栄誉ある賞を頂けたことを心から嬉しく思います。裕憬さんはお兄さんと一緒に教室に通う明るい朗らかな生徒さんです。埼玉書き初め展や硬筆展でも県展に毎年のように選ばれていました。高校ではソフトテニス部に入り、教室でゆっくり時間をとることができなくなりましたが高校生になっても硬筆展等に参加し、積極的に書道の活動に参加していました。
4年前お兄さんが「文部科学大臣奨励賞」を受賞してから、裕憬さんはその背中を追いかけ続けたのではないでしょうか。今年は三体千字文に挑戦し書き始めましたが、ほんの少しの集中力の途切れが脱字という結果になり、本人も相当ショックだったようです。しかし作品への思いがそのショックに打ち勝ち、再度罫を引き始めました。その後教室に来ては今まで以上の集中力で作品を書き進めました。中島司有先生が創られた総本部で学び、先生の書かれた「三体千字文」で、裕憬さんがこの賞を受賞できて本当に良かったと思います。
作品が完成した理由のひとつには、ご家族の協力、応援もあります。これからもご家族の皆さんへの感謝の気持ちを持ち続けてほしいと思います。来年から一般部になりますが、裕憬さんには美しく心のこもった正しい字をこれからも書き続け、さらなる飛躍をとげられることを期待しています。

書道研究銀河会総本部
埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504

 

 

 


第48回銀河書道作品展
「駐日中国大使館賞」


第48回銀河書道作品展の「駐日中国大使館賞」は、高校3年生 戸田 裕誠さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

電報が届いたので、大きな賞をいただけたのだとわかり嬉しかったのですが、緊張のため、なかなか電報を開く決心がつきませんでした。
家族全員が見守る中、意を決して開いてみると『駐日中国大使館賞』とあり、思わず叫んでしまいました。それと同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

李思賢が書いた「隋開皇十三年寫經」を書かせていただきました。
原作の首題には「法華大智論」、尾題は「大智論巻五十三」、また後題に「開皇十三年」の年号が書いてあり、通常この読みで知られています。今回最後の銀河書道作品展ということで、昨年書いた「過去現在因果経」と同じように、縦に11段に組み、一行の字数を昨年の8字から、今回は17字と更にレベルアップさせた作品に挑戦したいと思い、書くことを決意しました。字数を聞いてしまうと、書き終える自信がなかったので、先生方には字数は言わないでいただきました。無事書き終えて先生方から約6,000字と聞いて驚きましたが、自信にも繋がりました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

書道、部活動、受験勉強を並行することが大変でした。土曜日の部活が終わってから、学習塾に行くまでの1〜2時間で集中して作品を書くようにしました。締め切りが近づくにつれて「終わらなかったらどうしよう」と不安と焦りで勉強が手につかなくなりました。このままではどちらも中途半端になってしまうと思い、数日間学習塾をお休みして作品を完成させるように努力しました。
この作品を完成させることができたのは、総本部三原教室の先生方の支えがあったからこそだと思っています。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学校1年生の時に「綺麗な字を書けるようになって欲しい」という母の思いから総本部三原教室に通い始めました。初めは不安な気持ちでいっぱいでしたが、先生方の熱心なご指導の下、教室の先輩方や同級生の友達から刺激を受け、徐々に上達していくのが実感できました。今では妹、弟と3人でお稽古に通わせていただいています。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

集中できることです。書を通して一つのことに集中できる力を身につけることができました。今回の作品制作では、部活動や学習塾で疲れていても教室に通い、短時間でも集中して文字を書くことで、私の心が落ち着いていったことを覚えています。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

佐伯司朗先生・方舟先生をはじめ総本部の先生方、いつもご指導いただきありがとうございます。この度は、第二席という素晴らしい賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。
今年は作品を完成させるのが本当に大変で先生方にはご迷惑をおかけしたかと思います。
それでも、先生方の細かいご配慮がとても支えになりました。ありがとうございました。
これからも感謝の気持ちを忘れず書道を続けていきます。今後ともご指導よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会総本部の先生方)から受賞者(戸田裕誠さん)へ

戸田裕誠さん『駐日中国大使館賞』受賞おめでとうございます。
総本部では、多くの手本が用意されていて、その中から本人が選び課題を決めます。しかし多字数の作品は手本が少なく、課題がかたよってしまう傾向にあります。そこで総本部では、中島司有先生がそろえられた多くの古典から佐伯方舟先生が毎年、新しい題材を探してくれます。そして仕上げ方も例年にない物を考えて手本作りをします。その中でこの「隋開皇十三年寫經」は、今回初登場の課題で、銀河書道作品展の規定の大きさに仕上げられるか私達も不安でした。縦120cm×横30cmの規定の大きさに、どのように入れ込むか試行錯誤の連続でした。そのうえ、この題材は中国の安徽省から見つかった隋経で文字の形が今の漢字と異なり、原本は線が足りない文字、点がない文字、画が省略されている文字と様々です。しかし、裕誠さんはこの題材を選び、書き切ったのです。後からその文字数を計算すると約6000字でした。これには本人も驚き、仕上がってから文字数を聞いてよかったとのことでした。これは書いた人でないと分からないものですが、きっと書いても書いても終わりの見えないトンネルの中を進むような不安があったと思います。しかし、裕誠さんはそんな不安を私達に見せることはありませんでした。限られた時間の中、集中して書き進めていましたが、途中からは塾を休み、睡眠時間を削っての制作でした。途方もない作品制作でしたが、女子サッカー部で培った根性と体力と精神力はここでも生かされました。
裕誠さんには中学生の妹と小学生の弟がおり、3人で総本部に通ってくれています。妹さんや弟さんはもちろん教室の他の生徒たちにとっても、その姿は今後、皆の大きな目標になるのではないのでしょうか。また来年から、新たな環境の中でも書道を学び続けて、毎日展、日本書展に出品してほしいと願っています。

書道研究銀河会総本部
埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504 

  


第48回銀河書道作品展
「駐日中国大使館賞」


第48回銀河書道作品展の「駐日中国大使館賞」は、高校3年生 渡邉 寳夏さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

ちょうど家にいて呼び鈴が鳴りました。祖母が出てくれて、何か話している声が聞こえたので、気になって見に行くとミニーマウスの電報が届いていました。一体何が起きているのか分かりませんでしたが、銀河書道作品展のお知らせだというのは予想できました。そして電報を開けてみると『駐日中国大使館賞』の文字がありました。まさか自分がこれほど大きな賞を頂けるなんて思いもしなかったので、喜びよりも驚きの気持ちのほうが大きかったです。仕事中の母に真っ先に受賞の連絡を入れたところ、「おめでとう」と返事をもらいました。そのあとに渡邉司寳先生と菅沼寳眞先生からも「おめでとう」と言っていただき、私は本当にこの賞を受賞することができたのだと実感し、徐々に嬉しさがこみ上げてきました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

「石臺孝経」を書かせていただきました。高校1年生の時、湯島天満宮奉納書道展、高校2年生の銀河書道作品展に続いての挑戦です。最初から隷書体の凛々しく滑らかな曲線に魅せられていました。渡邉司寳先生に「今年は小文字を入れることに挑戦してみたら?」と言われ、勢いよく「書きます!」と返事をしました。自分では力不足ではないかという不安はありましたが、銀河書道作品展に出品できる最後の年なので、全力で取り組もうと決めました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

スケジュール管理です。勢いよく返事をしたものの本格的に書き始めたのは1月上旬でした。昨年よりも1マスの大きさが小さくなっており文字のバランスをつかむのに予想以上に時間がかかってしまいました。4月に入る頃には調子を取り戻し、あと数行で大文字が書き終わるというときに一文字抜かして書くという大失態をしてしまいました。言葉にならないほどの絶望でした。渡邉司寳先生に涙をこらえながら「最後の銀河書道作品展なので妥協はしたくない」と書き直す決意を伝えました。それからは作品を仕上げるために毎日のように教室に通いました。私が弱音を吐いたり、怠けたりしたときには、母がしっかりと叱ってくれました。そして「あなたならできるから頑張れ」と勇気ももらいました。渡邉先生や菅沼先生、お教室の皆さん、また、家族の支えのおかげで作品を完成させることができました。学校の課題や試験があり時間を作るのが大変でしたが、その中でも優先順位を決めて、予定を立てるという経験ができたのは貴重なことですし、今後私の糧になると思います。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学2年生の時です。習い事を探していた私は、ちょうどその頃、銀河会鹿沼本部へ通い始めた先輩の話を聞き、楽しそうだと思いました。体験の時、ようやく自分の名前を漢字で書けるようになったばかりなのに「書けるぞ!」と勢いに任せ、思い切り書いたのを覚えています。そんな私に先生方は優しく教えて下さいました。そのときの私は随分と生意気な態度だった気がします。その後、母と共に鹿沼本部へ入会し毎週楽しく通いました。書道の基礎的な知識だけでなく、礼儀作法においても丁寧に教えていただきました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書の魅力を答えることは今の私にはとても難しいです。習い始めた時から自分の字がうまくなるのが楽しいという気持ちで書いてきたので、言葉で表すのは難しいです。しかし、あえて言うならば、字の上達だけでなく自分自身も成長できるという点です。私の周りには、私よりも早く習い始めて上手な人がたくさんいました。私はもともと負けず嫌いな性格で、その人たちと自分を比べて泣いてしまうこともありました。そんな時に、自分の入会している鹿沼本部から最高賞を受賞している先輩を見て、憧れるようになりました。いつか自分も最高賞を取れるように頑張ろうと思うようになりました。伸び悩んでいる時もその思いが常にあり、ひたむきに努力し続けて来られました。自分には努力する才能があると気付けたのも書道をやっていたからだと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

ここまで成長することができたのは、渡邉司寳先生、渡邉司航先生、菅沼寳眞先生の優しく、時には厳しいご指導のおかげです。改めて多くの人の支えのおかげで作品を完成させることができたと痛感しています。感謝してもしきれない思いでいっぱいです。渡邉司寳先生には「いつでもお教室使ってね」とおっしゃっていただき、指導日でない日も夜遅くまで作品の進行具合を確認していただきました。私が根を詰めすぎないように、しかしやるときには集中が欠けないようにといつもお声掛けいただきました。私が一文字抜かして書いてしまったときは、本当にご心配をおかけしたと思います。先生も気が気でなかったことでしょう。そんな中でも、励ましの言葉をかけてくださったことが私の心の支えになりました。本当にありがとうございました。ここまで書道に熱中し努力を続けてこられたのは、先生方に褒められ励まされてきたからだと感謝しています。これからは日本書展や毎日展にも挑戦し、先生方のように誰にでも熱心に向き合い、愛され、自分自身も成長をし続け、素敵な大人になれるよう精進していきたいと思います。これからもご指導よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(渡邉寳夏さん)へ

渡邉寳夏さん『駐日中国大使館賞』受賞おめでとうございます。
寳夏さんが入会したのは、小学2年生の時。書道教室を紹介してくれた友人が、「先生、今度入る子、めっちゃ元気だから落ち着いて習字出来ますか!?」と心配していたことを懐かしく思い出します。
この作品制作の重要な点は、唐代の玄宗皇帝が書いた格調高い重厚な隷書の雰囲気をいかに追求するかです。権威の象徴である「破磔(はたく)」の特徴を、寳夏さんはよく捉えて、キリキリと鋭角にし過ぎず、温かみのある線質で美しく表現出来ていました。
しかし小さい文字に入ると中心が揃わなかったり、左右のバランスが悪く安定感に欠けたり、悩みながらの作品制作となりました。練習で完璧に書けるようになってから本番に入りたいあなたは、納得がいかないとき、思ったように書けない自分への苛立ち、悔しさで何度も苦しそうな表情を浮かべていましたね。紙面に深く沈み込ませて引いた一画一画に、作品に込めた強い思いが表現されています。
過去にこの本部で最高賞を受賞した先輩の姿を見て、「ああいう風になりたい!」と憧れを持って努力したとのこと。あなたの姿を今度は後輩たちが見て、その背中を追いたいと思えるように成長してくれるでしょう。指導者としてこんなに嬉しいことはありません。
高校卒業後は新しい道に進むことになりますが、書道で鍛えた集中力、あきらめない精神、コツコツと進める計画性などの長所を活かし、大きく羽ばたいて欲しいと思います。

書道研究銀河会鹿沼本部
栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886

 

 

  


第48回銀河書道作品展
「毎日新聞社賞」


第48回銀河書道作品展「毎日新聞社賞」は、高校3年生 笠倉 節煌さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

母から「電報が届いてるよ!」という知らせを受け、家に帰って『毎日新聞社賞』だと知ったときはとても嬉しかったです。佐下橋司節先生に電話でご報告した際、「受験の準備がある中でよく頑張ったね」と褒めていただきました。勉強や部活で忙しい中、時間の合間を作って一生懸命書いた作品だったので、とても嬉しかったです。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

張即之の「金剛般若経」を書きました。高校1年生で臨書した際、張即之の繊細ながら力強い楷書が自分に合っていると思い、今作では前作以上の文字数、完成度を目指して頑張りました。今までの銀河書道作品展で、先輩方の素晴らしい「金剛般若経」を見て憧れていたので、最後の年に書くことが出来て良かったです。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

受験勉強や、部活と両立して書いたことです。新型コロナウイルスの影響で不安な日々が続く中、約3,200字という文字の多さに、先が見えず焦っていました。しかし、書き進めていくうちに「金剛般若経」の特徴をつかみ、書くスピードを上げることができました。昨年書いた「三體千字文」では段々と線が細くなってしまったので、今年は線の太さ、強弱を最後まで保てるよう特に意識して書きました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学校1年生のとき、文字を上手く書けるようになりたいと思い、千葉司晃先生が主宰されている銀河会金町本部に通い始めました。千葉先生に優しく指導していただき、書道をずっと続けていきたいと思っていました。私が小学校5年生の時、千葉先生が高齢で教室をたたまれることになり「笠倉くんは上手だから続けてほしいな」と佐下橋先生をご紹介いただき、桜華会本部に移り、書道を学び続けることになりました。急に環境が変わることは不安でしたが、佐下橋先生も優しく接してくださり、楽しく続けることができました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

人によって、同じ字でも個性が出るところだと思います。性格や書いているときの心情が繊細に出ているのを見るのが楽しいです。また、書いているときに無心になり、集中できるところも魅力的だと感じています。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

佐下橋先生をはじめとした桜華会本部の先生方、日頃よりご指導を賜り本当にありがとうございます。学校生活が忙しく、なかなか教室に行けない中、夜遅くに行っても温かく迎えてくださりました。桜華会本部の先生方が的確なアドバイスをくださったり、集中できる環境を作ってくださったからこそ、毎日新聞社賞を受賞できました。
天国にいらっしゃる千葉先生にも、数え切れないほどの感謝があります。学校の話を嬉しそうに聞いてくださったり、夏場にアイスをくださったりと、とても可愛がっていただきました。今、楽しく書道を続けることができるのも、千葉先生が佐下橋先生に連絡をして下さったおかげです。
これからも、先生方への感謝の気持ちを忘れず、一般部として桜華会本部で日々精進していきます。これからもよろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会桜華会本部・佐下橋司節先生)から受賞者(笠倉節煌さん)へ

笠倉節煌くん『毎日新聞社賞』受賞おめでとうございます。
あなたが小学校5年生で金町本部から桜華会に移って、8年が過ぎました。一人で金町駅から電車に乗って、東尾久の私の教室まで本当によく頑張って通ってきました。
毎週土曜日に教室に来て黙々と筆を進める真摯な姿勢に、他の生徒たちも一目置いていました。抜群の集中力の持ち主で、新しい手本を提示すると何時間でも筆を持ち続けていました。中学時代には次第に手本を掘り下げて見る能力も身についてきました。何よりあなた自身が内面の安定に書道が不可欠だということを認識していると感じましたので、私も端的な言葉でのアドバイス以外はそっと寄り添う指導に切り替えました。
学業、部活、そして書道と大変だったと思います。高校入学後は作品を自宅に持ち帰って書き進めることが多くなりました。
今回作の「金剛般若経」は昨年の銀河書道作品展参集殿で相談をして決めました。この一年はコロナ禍でなかなか教室に来られませんでしたが、オンラインでの作品添削で完成に至りました。対面指導ができなくても、私は笠倉くんを全面的に信頼しておりましたので、書き間違いをしないようにとだけ繰り返し伝えました。結果、笠倉くんにしか書けない清廉な「金剛般若経」に仕上がったと思います。
亡き千葉先生は「銀河会」を愛され、地元でたくさんのこどもたちを指導されました。今回の笠倉くんの受賞を喜んで下さっていることでしょう。師が亡くなっても師の思いは世代を越えて繋がっていくと信じています。笠倉くんの受賞が「金町本部」再開のご縁に繋がることを願っております。
最後になりましたが、息子さんの意思を尊重し静かに見守ってくださったご家族の皆さまに心から敬意を表したいと存じます。

書道研究銀河会桜華会本部
荒川区東尾久2-27-12
03-3819-5660

 

 

 


第48回銀河書道作品展
「毎日新聞社賞」


第48回銀河書道作品展「毎日新聞社賞」は、高校3年生 渡邉 寳杏さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

家に帰るとミニーちゃんの電報が届いており、開けてみると『毎日新聞社賞』の文字が書かれていました。初めは実感がありませんでしたが、家族の「おめでとう」の言葉を聞き、感動と嬉しさが込み上げてきました。同時に今まで支えて下さった方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

中島司有先生の「三体千字文」を書かせていただきました。小学2年生の時に初めて銀河書道作品展の表彰式に行った際、たくさんの作品を見た中で一番感動し、私も高校生になったら書きたいと思った作品です。お手本を初めて見た時、司有先生の文字の美しさに魅力を感じ、書くことを決意しました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

昨年、高校2年生で初めて「三体千字文」に挑戦しましたが、あと少しで作品が完成するという時に間違えてしまいました。ずっと憧れだった司有先生の作品を仕上げる事ができず、悔しくてたくさん泣きました。その時の悔しさ、辛さがあったからこそ今回は、最後まで諦めず、悔いのない作品に仕上げたいと思いました。受験勉強や書道部員としての作品制作もあったため、その両立はとても大変でした。三千文字を書くには体力も集中力も必要のため、なかなか思い通りに筆を動かす事ができず、締切までに作品が仕上がるか不安になることもありました。しかし先生方の的確なご指導と両親の支えがあり作品を仕上げることができました。一番の心の支えになったのは、家族の存在です。特に母は、長時間になるときは必ず手作りのお弁当を持ってきてくれて、書いている私の側で夜遅くまで見守ってくれました。母のお弁当を食べると元気が出て、集中力が切れることなく書き続けることができました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学1年生の夏休みに祖父と一緒に習字をやったことがきっかけで、本格的に書道を習いたいと思い書道塾を探していたところ、2年生のときに、友達の紹介で鹿沼本部に巡り合いました。一年くらい経つと5才上の姉が教室に行く私の姿を見て、一緒に通うようになりました。常に姉の方が上位の賞だったので「私も同じ歳になったらもっと上の賞を取りたい!」と思って頑張りました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書は同じ作品を書いていても、書く人の個性が現れるため、その人にしか書くことができない特別な作品になります。それゆえ、見る人に感動を与えられるのではないでしょうか。私の家では銀河書道作品展の作品を3年分並べて飾っています。新しい作品を飾ると、「去年より上手になったね」と家族が喜んでくれます。その言葉を聞くと、頑張って作品を仕上げることができてよかったなと思います。また、日頃の雑然とした環境から離れて、教室で墨の香りの中、書いていると、段々と心が落ち着いて、リフレッシュ出来るところも書の魅力だと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

何度も失敗し、挫折しそうになりましたが、いつも温かく見守って下さった渡邉司寶先生、渡邉司航先生、菅沼寳眞先生には言葉に表せないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。鹿沼本部に入会してから11年間、書の技術や礼儀作法を学びながら成長することができました。書を書く時の楽しさ、努力して書いた作品が完成し、心が震えるような感動の瞬間を得ることができたのは先生方のおかげです。
これからも書を書くことの楽しさを忘れず、見る人に感動してもらえるような作品を書いていきたいと思います。今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(渡邉寳杏さん)へ

渡邉寳杏さん『毎日新聞社賞』受賞おめでとうございます。
寳杏さんは何事も計画的に進め、じっくり書いて仕上げられる子でしたね。國學院栃木高校の書道部でもその腕を磨き、銀泥で書いた「伊都内親王願文」は、国際高校生選抜書展で入選したほど優秀な成績を収めました。昨年、中島司有先生の三体千字文を料紙に書き進めていましたが、二千文字を書き終えた所で失敗し、急遽、料紙を雁皮紙に変更し、三体千字文を断念して二体千字文に切り替えての出品となりました。失敗した時、心配して駆けつけたご両親の姿を見た瞬間、それまで堪えていた涙が溢れ、泣き出した姿は私の脳裏に焼きついて離れません。昨年のことがあったので今回の受賞の知らせは、本人は勿論のこと、ご両親のお喜びもひとしおだったことでしょう。ご両親と共に祝電を持ってすぐに教室に駆けつけてくださり、涙ながらに喜び合いました。
5歳上のお姉さんも毎日展に出品していて、展示会場にもご家族で見に来てくださる熱心なご家庭ですので、来年からは日本書展や毎日展に向けて更なる飛躍を期待しています。

書道研究銀河会鹿沼本部
栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886

 

 


第48回銀河書道作品展
「毎日新聞社賞」


第48回銀河書道作品展・中学生の部・第一席「毎日新聞社賞」は、中学3年生 中野 彩桜さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

私宛に届いた初めての電報を緊張しながら開けました。
可愛いミニーちゃんの電報には、佐伯司朗先生より「毎日新聞社賞おめでとうございます」と書かれており、ドキドキしながら母と一緒に昨年の作品集で順位を確認しました。
母も渡邉司寶先生に書道を習っていたので、毎日新聞社賞という素晴らしい賞を頂けたことを一番喜んでくれました。司寶先生からも「おめでとう。中学生の1位だよ。」とお声をかけていただき、とても嬉しかったです。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

張即之の「金剛般若経」を書かせていただきました。
去年も張即之の「李伯嘉墓誌銘」を書いたので、「同じ作者の書体は感覚を覚えていると思うから書きやすいよ。」と司寶先生に勧めていただき、今年は行数も14行に増やして挑戦しました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

張即之の文字は、太い部分と細い部分が混在するので、筆遣いにとても苦労しました。また、画数が多い文字を縦1.8cm×横2cmのマスに入れるのが難しかったです。
書き直しが出来ないので、絶対に作品を汚さないように毎回緊張しながら書きました。
今年は、学業と両立させるために計画的に書き進めたので、時間に追われるようなことは無く、その点は上手く出来たと思います。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

幼稚園の年長の時に母に連れられ、兄と一緒に初めて銀河会鹿沼本部に行きました。
筆を使って文字を書いてみたくて、私も体験をさせていただきました。ワクワクしながら筆を持ち、半紙に「まつ」と伸び伸びと書いた時のあの感覚は今でも忘れません。本当は兄だけ入会する予定でしたが、書くのが楽しくて私もその日に入会しました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

私が考える書の魅力は集中力が養えるところです。
静かな環境にいることが心地よく、時間があっという間に過ぎる気がします。そんな中で、自分の納得できる字が書けるまで何枚も何枚も書いた時の達成感は何物にも代え難い素晴らしいものだと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

入会時より、いつも優しく丁寧にご指導してくださる渡邉司寶先生、渡邉司航先生、菅沼寳眞先生に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
先生方は、お稽古が休みの日でも、教室で作品を書き進めている私にいつも温かい言葉をかけてくださいました。中学生最後の年にこのような素晴らしい賞を頂くことができたのは本当に先生方のおかげです。
6歳から書道を始めましたが、思うように書けなくて落ち込むときもたくさんありました。そんな時にいつも先生は、必ず私の良い点を見つけてたくさん褒めてくださいました。そのような先生方に出会えたことを幸せに思います。
来年からは高校生としての出品となります。篆書や隷書など、難しい書にも挑戦し、今よりも上達できるよう努力をしていきますので、これからもご指導よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(中野彩桜さん)へ

中野彩桜さん『毎日新聞社賞』受賞おめでとうございます。
中学生の部の最高賞受賞、本当に良かったですね。
お母さんも叔母さんも鹿沼本部で学んだ方で、お兄さんが入会したとき一緒についてきて、「彩桜ちゃんも一枚書いてみたら?」と勧めると、伸びやかな字を書くのでとても感心しました。年長さんのあなたは、とても愛らしく見えましたが、実は秘めた情熱を持っている子だなとピンときたことを覚えています。
昨年の銀河書道作品展では立派な作品を発表し、明治神宮宮司賞を受賞しましたが、今年の作品「金剛般若経」は、紙面に深く墨が入り、なおかつ繊細な起筆と線に抑揚がありました。中学生ながら全てにおいて非の打ち所のない美しい作品は、見る人の心を惹きつけます。入会当初から優れていた、お手本を見抜く力が発揮されたのだと誇らしく思います。
以前、勉強になると思い、公民館の書初め指導に私の補助として連れて行ったことがありました。初心者の小学生の目の前で書き上げた文字は、まわりの大人たちがビックリするほど伸びやかで、見事なものでした。
来年から高校生になり、更にレベルの高い作品に挑戦してくれることを期待しています。

書道研究銀河会鹿沼本部
栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886

  

 


第48回銀河書道作品展
「毎日小学生新聞賞」


第48回銀河書道作品展・小学生の部・第一席「毎日小学生新聞賞」は、小学6年生 市川 梨緒さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

8月24日の夕方家に帰ると、母からプーさんのぬいぐるみ電報を手渡されました。
電報には『毎日小学生新聞賞』と書かれていました。その賞は小学生の中で一番いい賞だと知り、とてもびっくりしました。私が書道を習っていて、一番うれしい出来事になりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

「温厚篤実」と書きました。
なかなか書きたい言葉が見つからず悩んでいたところ、渡邉司寳先生から「温厚篤実はどうかな?「優しく」や「思いやり」という意味だからいいと思うよ。」とアドバイスいただき、この言葉に決めました。
書く前には、もう一度意味を思い返し、「私も優しく穏やかで、思いやりのある人になりたい。」と思いながら清書しました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

4文字全てが難しく、まだ学校で習っていない漢字もあったので苦労しました。
特に、「温」という字の「日」と「皿」の大きさや、「厚」の「子」の大きさが難しく、全体のバランスをとるのが大変でした。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学1年生からです。
2歳上の姉が渡邉先生の教室に通っていて、小さい頃、姉が書道で賞状をもらってくると、「いいなぁ、私もお姉ちゃんのようにきれいな字が書けるようになりたいな。」「私も賞状が欲しいな。」とずっと思っていました。そこで、私も1年生になるのを待って、渡邉先生の教室で書道を始めることにしました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

私にとっての「書の魅力」は、文字の意味や強弱、感情が全て筆1本で表現できること、そして、書く人の感情によって作品に個性がでるところです。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

私がこの『毎日小学生新聞賞』をいただけたのは、渡邉司寶先生、菅沼寳眞先生のお陰です。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私は姉の書道作品を見るたびに、「お姉ちゃんのように上手に書けるようになるかな?」と心配や不安ばかりでした。でも、渡邉先生や菅沼先生がいつも親切に教えてくださり、また励ましてくださったお陰で、とても素敵な賞を頂くことが出来ました。本当にありがとうございました。
これからも、もっともっと上手に書けるように、そして色々な書体に挑戦しながら上達していければと思います。また、書道教室の落ち着いた雰囲気を楽しみながら、「書」も「心」も成長したいと思います。これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(市川梨緒さん)へ

市川梨緒さん『毎日小学生新聞賞』受賞おめでとう。
小学生の部の最高賞受賞、良かったですね。
あなたが入会したのは小学1年生になる年の春でした。当初からとてもしっかりしていて、友達思いで、その上状況判断の出来る利発な子でした。教育熱心なご家庭の様子が窺えました。
私たち指導者は、あなたが普段から自分自身が納得いくまで何十枚も練習し、努力している姿を見てきました。
銀河書道作品展に毎年休まず出品し、栃木県の「下野書道展」でも毎年金賞受賞するなど良い成績を収めているのも納得できます。
来年から中学生になり、勉強や部活動との両立で忙しくなると思いますが、今回の受賞を励みに更に大きな目標に向かって努力して、良い作品を書いてください。期待しています。

書道研究銀河会鹿沼本部
栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886