第46回銀河書道作品展
「文部科学大臣奨励賞」


第46回銀河書道作品展の最高賞「文部科学大臣奨励賞」は、高校3年生 池田 裕緋さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

電報が来るなんて想像もしていなかったので、とてもびっくりしました。
はじめは「『文部科学大臣奨励賞』?なぜ?私が?本当に!?」と半信半疑でした。なぜなら、これまでの銀河書道作品展では、同学年で私より上位の賞をとる人が何人もいたので、まさか私が第一席になるなんて思ってもいませんでした。
しかし、家族や先生方から「おめでとう」と祝福の言葉をかけていただくうちに、だんだんと実感が湧いてきました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

張即之の「金剛般若波羅蜜経」を書かせていただきました。
昨年、張即之の「仏遺教経」を書かせていただいたのですが、一画一画の線の太さの違いや、筆の入れ方に苦戦し、なかなか上手く書けませんでした。
今年は、リベンジの気持ちで同じ張即之のなかでも字数の多いこの題材を選びました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

昨年よりも行数が大幅に増えたことです。
早いうちから練習を始めたので少しは余裕を持って清書に取り組むことができ、1文字1文字時間をかけながら書き進めることができたのですが、作品づくりの終盤、期末試験の時期と重なったことで、筆を持つ時間がとれず、思うように進まなくなりました。
教室と自宅で書き続けやっと仕上がりました。
終わった時は1文字も間違えずに書けた事がとても嬉しく達成感が湧きました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学校入学前の春休みから習い始めました。
はじめは、近所の書道教室に通っていましたが、残念ながら2年ほどで閉室してしまい、母が私の通える教室を探してくれました。
そして銀河会総本部が良いという事で入会しました。
綺麗な字を書けるようになりたいと思い始めた書道ですが、銀河書道作品展に出すようになり、先輩の作品を見て書道の魅力に気づき、書くことそのものが楽しいと思うようになりました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

私の思う魅力はその時の自分の気持ちや状態などが、そのまま文字に表れるところにあると思います。
もっと上手に書けるようになりたいと思い練習するうちに、少しずつ上達するだけでなく、集中力や継続力が身に付いてきたように感じました。落ち着いて、集中して、練習を重ねて書いて、自分が納得する字が書けた時の満足感と嬉しさも魅力のひとつです。
また、集中・継続して書き続けることで、文字の上達だけでなく、心の成長が感じられるのも大きな魅力だと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

なかなか納得いく文字が書けなかった時や、悩んでいた時、困っていた時は総本部の先生方が親身になって熱心にご指導してくださったおかげで今回このような素晴らしい賞を受賞できたと思います。
また、毎回教室に行く度に「無理はしないように」と言ってくださったおかげで1文字も間違えず、自分のペースで作品を書き上げることができました。
今回の作品を書き上げる上で、先生方の細かい配慮がとても支えになりました。本当にありがとうございます。
来年からは一般部となりますが、作品制作を続け、毎日書道展や日本書展に出品できるように努力したいと思います。

 

指導者(銀河会総本部・佐伯司朗先生)から受賞者(池田裕緋さん)へ

池田裕緋さん『文部科学大臣奨励賞』受賞、本当におめでとうございます。
あなたが、銀河書道作品展に出品出来る最後の年に、このような素晴らしい賞を頂けたことを本当にうれしく思います。
今回書いた張即之の「金剛般若波羅蜜経」の作品は昨年書いた同じ張即之のおおらかで深みのある線質をもっと極めてほしいという願いとあなた自身の昨年感じた思いも合わせ、この課題を書くことになりました。
あなたは、作品を書き始めたときは今まで書いたことのない文字の多さに「終わらないのではないか」と不安に思った日々もあったようでした。その度に「大丈夫、きちんと教室に来て書けば終わるよ」と私達は声をかけ続けました。
今回の作品制作にあたって、あなたは他の中高生よりも早い段階から作品制作に取り組み、お稽古がある日は小学生がいる早い時間帯から来て、夜は最後の一人になるまで黙々と作品を書き進めました。途中から不安の声もなくなり、書き始めた時よりも集中して取り組んでいました。大学受験に伴い、夜遅くまで書いたあと塾に行くなど本当に大変だったと思います。
あなたは、小学2年生の時から朝霞市の隣にある新座市からバスに乗って総本部にお稽古に通い続けてくれています。小学生の子供にとって、通うだけでも大変なことだったと思いますが、それでもコツコツと努力を重ね、ここ数年埼玉県の書き初め展においても優秀な成績をおさめるようになりました。
来年は一般部になり書の道がまた一層広がっていくと思います。初めてのことにもどんどん挑戦して下さい。
これからの成長を総本部の指導者一同で期待しています。

書道研究銀河会総本部
埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504

 

 

 


第46回銀河書道作品展
「駐日中国大使館賞」


第46回銀河書道作品展の「駐日中国大使館賞」は、高校3年生 黒須 寳瑩さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

まだ残暑の厳しい8月20日(火)の夜、自宅にミニーちゃんの電報が届きました。
ドキドキしながら開けてみると『駐日中国大使館賞』という文字が私の目に飛び込んできました。
母と一緒に過去の作品集をひろげ、電報に書かれた受賞名と作品集の受賞者名簿を何度も何度も確認して、その賞が上から二番目にあり、大変大きく素晴らしい賞だとわかった時は、これまで支えてくださった先生方の顔が浮かび、頭の中で嬉しさが膨れ上がり、思わず涙があふれてしまいました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

張即之の「金剛般若波羅蜜経」、3,132文字を書かせていただきました。
太い線と細い線の調和が美しく、立体感のある張即之の文字は以前からとても好きで、機会があったら書きたいと思っていましたので渡邉司寳先生から勧められたとき、迷わず書こうと決めました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

一文字の大きさが1cm四方で27行、総数3,132文字の作品を完成させるために、1日何時間書けば何日で書き終わるのか、最初の頃は、ぼんやりとしか考えていませんでした。
しかし、実際に書き始めると、書いても書いても終わりが見えず、だんだんと締め切りまでに終わるのだろうか、と不安な気持ちになりましたが、とにかく書き進めるしかないと思い毎日筆を持つことにしました。学校から帰って夜中まで書くことが続き、眠気との戦いが一番大変なことでした。
また、この作品は「菩薩」「須菩提」など同じ言葉が繰り返されることが多く間違えないようにとても神経を使いました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

渡邉司寶先生の鹿沼本部は母も通っていた書道教室で、従姉妹や叔母など、親戚中が渡邉司寶先生に習っていました。
その影響で私も小さい頃から遊びの延長のようなかたちで筆を持たせてもらって書いていました。本格的に習い始めたのは小学校2年生の時です。
自宅は塾から1時間と遠かったので、毎回母が車で送り迎えをしてくれました。教室までの母とのドライブもひとつの楽しみでした。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書道は、書くときの筆の持ち方や力の加減で自由自在に線の太さや表現が変化します。硬筆にはない芸術性が現れるところにも魅力を感じます。白い紙と黒い墨の織りなすコントラストの美しさも芸術的な魅力を更に増していると感じています。
また、墨の芳香で心が落ち着くことも、他には無い優れた魅力だと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

渡邉司寶先生、司航先生、菅沼先生には日頃からお稽古の時はもとより、この作品を仕上げるにあたって細やかなご指導をたくさんいただきました。
特に夏休みに入ってからの数日間は教室に泊まり込み、調子の良いときで1文字4分、1日10時間以上かかることに焦りながらも、司寶先生の「線が単調にならないように、集中して書きなさい」という言葉を頭の中で繰り返しながら書き続けました。
先生方のアドバイスがあったからこそ完成させることが出来ました。本当にありがとうございました。心から深く感謝しています。
これからも銀河会鹿沼本部で培った書道の基礎を元に、様々な書に挑戦して学び続けたいと思います。今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(黒須寳瑩さん)へ

黒須寶瑩さん『駐日中国大使館賞』おめでとう。
高校三年生のあなたが銀河書道作品展に出品出来る最後の年に選んだのは、中国・宋の書家で、日本の書に大きな影響を与えたと言われる張即之の「金剛般若波羅蜜経」でした。
私たちは、張即之の特徴ある美しい字形、特に起筆や抑揚のある線質を表現できるよう、細かいところまで気を抜かず追求してほしいと願い指導をしてきました。一点一画もおろそかにせず、心をこめて筆を紙面に深く沈ませて引いた線にあなたの成長が伺えます。本当に上手になりましたね。
あなたのお母さんも、小学2年生の時から私達のもとで書を学び続けていたので、あなたが生まれた時の色白で可愛いお顔が昨日の様に思い出されます。小さい頃から慎ましく控えめな落ち着いた性格の持ち主でしたね。一人っ子のあなたは、ご両親の愛を一身に受け立派に成長しました。そのご両親の愛に応えるようにあなたは、高校生になると「両親が働いていて大変だから」と、1時間もかかる距離を自転車で通学、雨の日でも甘えることなく皆勤しましたね。
作品制作の追い込みの頃には、連日教室に泊まって朝早くから深夜まで、ほとんど休憩らしい休憩をとることなく筆を運び続け、そんな極限の状態でも常に周りを気遣い「こんなに遅くなってしまってすみません」と何度も口にしていたことにも思いやりの心が感じられ心が温かくなりました。また、剣道部と茶道部を掛け持ちし、この作品を制作中には学校の授業課題の服飾デザインの提出とも重なり、時間の確保が特に大変だったと後から聞いた時には、私たちは驚きと共に本当に頑張り屋さんなんだと感心しました。
あなたには、いつも教室まで遠い道のりを車で送り迎えして、終わるまで何時間も待っていてくださったお母さまをはじめ、家族、親戚の多くの応援団がついています。ここまで書道を続けてこられたのも、今回このような大きな賞を受賞できたのも皆さんの応援があったからこそです。その感謝の気持ちを忘れずに、また この銀河会で学べることを誇りにこれからも書の道で精進していってほしいと思います。
私たちも大いに期待しています。

書道研究銀河会鹿沼本部
栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886

 

  


第46回銀河書道作品展
「駐日中国大使館賞」


第46回銀河書道作品展の「駐日中国大使館賞」は、高校3年生 廣川 美舟さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

玄関のベルが鳴り、「お祝い電報です」という声を耳にした時は何のことだかわからず、驚きました。
すぐにそれが銀河書道作品展で素晴らしい賞を頂けた知らせだとわかり、とても嬉しく思うと同時に、恵比寿教室の先生や審査に関わってくださった先生方をはじめ、銀河書道作品展を支えてくださっている全ての方への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

「西本願寺本貫之集」を書かせていただきました。
仮名の流れのある文字の動きに惹かれ、たとえ難しかったとしても、最後の銀河書道作品展でぜひ挑戦してみたいと思いこの作品を書くことに決めました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

うまく文字の動きを表現することができずに流れのない文字になってしまうことがあり、どうしたら繊細で美しい線がひけるのだろうかと悩みました。
また、学校の友人が受験勉強に打ち込んでいる姿を見て焦りをおぼえ、文字が安定しないこともあり苦労しました。
それでも最後までこの作品を完成させることが出来たのは佐伯方舟先生や恵比寿教室の先生方の的確なご指導や教室で関わってくださる多くの方の支えがあったからこそだと思います。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学3年生の時、字を書くということにあまり関心がなかった私が、3歳年上の友人や、母に勧められて書道を習うことに決めました。
それから現在に至るまで続けているのは、忙しい日々のなかで、文字を書く時間が私にとって今ではとても大切なものになっているからです。恵比寿教室に行き、同世代の仲間や多くの大人の皆さんが真剣に書に取り組んでいる中で、自分も文字を書いていると、心が落ち着き、学校とは違う世界を味わえる大切な時間です。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

作品から書いた人の想いを感じられるところにあると思います。
文字はテレビ、新聞、電車の中などどこを見てもいたるところに存在しますが、それらの殆どは人の手によって書かれたものではなく、画一化され、デジタルな表示で、なんだか温かみの無い、無機質な文字ばかりに感じます。一方で、人が心をこめて書いた文字は生きているかのようで、見ているとその人の想いが作品を通して伝わってきます。文字で溢れかえった世の中で、想いを伝えることができる生きた文字を生み出せることが私にとっての書道の魅力です。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

いつも丁寧にご指導してくださる佐伯方舟先生、金田翠夢先生をはじめ恵比寿教室で声をかけてくださる先生方には心の底から感謝しています。
小学生の頃から、毎週月曜日に教室に通い続けることができているのは、先生方が、本当に書道が楽しいと思える環境を整えてくださっているからだと思います。今回このような賞を頂くことができたのも、本当に、先生方の支えがあったからこそです。
今後も常に成長し続けることができるように努力していきたいと思っています。これからもよろしくお願い致します。

 

指導者(銀河会東京総本部・佐伯方舟先生、金田翠夢先生)から受賞者(廣川美舟さん)へ

廣川美舟さん『駐日中国大使館賞』受賞おめでとうございます。
西本願寺本貫之集を題材にするということは、はっきり言ってかなり無謀な挑戦ではないかと、指導者としては悩みました。
かな臨書作品としては、大変難しいので大人でもめったに選びません。また、銀河書道作品展サイズの中で、どのように入れ込むか試行錯誤の連続でもありました。
しかし、あなたは見事に作品に仕上げてくれました。これをやり遂げたことは、あなたのこれからの人生にとっても人間力を高める大きな成果だと信じています。
また今回、継の本格的な料紙を選んだことは、この作品の舞台設定に大切な役割を果たしてくれたように思います。
あなたは、小学3年生の時に、明るい笑顔と共に恵比寿教室にやってきました。小さな身体で遠くの有名進学私立学校に通い、授業・部活を終え夕方、いつもニコニコしながら教室にやってきます。30分しか筆を握れなくても、余程のことがない限り休むことはありません。
高校1年生・2年生の夏に、英国や米国に1ヵ月の短期留学をした時には、出発の前日までには、銀河書道作品展への出品作を仕上げ、留学に向かいました。こうした国際交流も身をもって体験しただけに、伝統ある日本文化の「書」、その価値の高さに対する意識も強いのではないでしょうか。
また普段の生活でも、毎日学校のお弁当を自分で作って持って行ったり、外国に行くにもたった一人で行き、米国のハーバード大学での授業を受けたりしています。つまり自己管理がしっかりと出来ているのです。
恵比寿教室でも少しの時間があると、持参した問題集を黙々と解いています。勿論教室のお友達とも、とても楽しく会話もします。あなたを見ているといつも自然体で、大変なことをやっているように見えないのです。私達はそのことにいつも感心しています。
あなたの未来は果てしなく広がっています。書道との出会いがあなたの人生の一つの大きな光として、これからもずっとその輝きを放っていってほしいと願うばかりです。

書道研究銀河会東京総本部
渋谷区恵比寿1-9-10-202
03-3440-3478

 

 

  


第46回銀河書道作品展
「毎日新聞社賞」


第46回銀河書道作品展「毎日新聞社賞」は、高校3年生 中村 光矢さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

アルバイトの休憩中に、母から電報の知らせを携帯にて受けました。
そのときは受賞したという実感が何故かわかなかったのですが、家に帰り、筒を開けると用紙に『毎日新聞社賞』と。この文字を見たときに、本当に自分がこの賞を頂けたのだと感じました。素直に嬉しかったです。
そして、増田周英先生から祝福のお言葉を頂いたことで、賞の重みを再確認しました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

唐・玄宗の「石臺孝經」を書かせていただきました。
昨年の日本書展を観覧していて、カッコいいと心惹かれた作品の一つでした。
そこで見た作品はとても美しく、自分に書くことができるか不安でしたが、高校生最後の記念の作品として、記憶に残したいという思いで書きました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

今回書いた隷書の「石臺孝經」は、大きさの異なる文字が混在していて、とても苦労しました。
隷書の波磔のキリッとした美しさ。横長の形を意識しつつ、バランス良く。といった隷書の基本に加えて、小文字の後は一回り大きな文字、そして再び小文字というように書いていくのは、集中力を持続させるのがなかなか大変でした。
また作品制作は、勉強とアルバイトと並行して取り組みましたが、作品づくりが稽古と夜遅くの限られた時間になることが多く、集中力が欠如しそうななか、大小の文字を間違えずに正しく書くことは作品を仕上げるうえで課題となりました。
完成が締め切りギリギリとなってしまったのですが、苦労した分、達成感を味わえました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

高校1年生の秋に母に背中を押され、国分寺本部に入会しました。
この頃は、色々と悩み事があったのですが、書と向き合うことで、心に余裕が生まれ、悩みにも前向きな姿勢になれました。
書を始めて良かったと思います。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

心が落ち着くところにあると思います。
書を書いていると他のことは忘れて、自然と自分の世界に入ったような気になれます。
また、書に集中すればするほど、何も考えずにいられます。余計な思考を一旦停止して書に励むことによって良い書が仕上がり、さらに、気持ちを改めることができると考えています。
書は素晴らしいものだと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

増田周英先生、ご指導を賜り、ありがとうございました。
増田先生は、私が書道を始めるきっかけとなった方です。感謝してもしきれないほどです。
先生の的確なご指導、書への真剣なお姿は、毎回のお稽古で自分も頑張ろうという気持ちにさせていただいています。
今回の作品制作でも、隷書の基本から細かい特徴まで丁寧に教えて頂き、最後までやり遂げることができました。今回このような素晴らしい賞を頂けてとても嬉しいです。本当にありがとうございます。これからもご指導のほど、宜しくお願い致します。
書が今より上達出来るよう、精進していきたいと思います。

 

指導者(銀河会国分寺本部・増田周英先生)から受賞者(中村光矢さん)へ

中村光矢さん『毎日新聞社賞』受賞おめでとうございます。
大きな挑戦!細かいお手本でしたが、焦らず、限られた時間の中、根気よく取り組まれた成果が見事に実りましたね。書を愛好しておられたという天国のお祖父様も、この度の受賞をさぞ喜んでくださっていることでしょう。
ご近所でお母様と長く交流させていただいていますが、あなたが中学生の頃から書に興味があると伺っていました。入会は2年前ですが、毎回2時間ずつの稽古を抜群の集中力でこなし、書写検定にも挑戦するなど、熱心に勉強を続けてくれていますね。
昨年の銀河書道作品展では初出品ながら行書千字文を美しく書き上げ、記念すべき第一作となりました。
展覧会場で初めて出合った「石臺孝經」に特に惹かれたと練習を重ね、今年の1月には、湯島天満宮奉納書道展にも出品しましたね。
そして今回の作品制作へと、折れることなく気持ちを繋げていったあなたの真摯な姿に、お稽古にみえる大人の方々も感動していました。
作品制作の指導をしてきた私にとっても、今回のあなたの受賞は、大きな喜びです。「ありがとう!!」と私からも感謝の言葉を贈りたいと思います。これからも自信を持って何事にも挑戦し、光を放つ書を書き続けてください。
本当におめでとうございます。

書道研究銀河会国分寺本部
東京都国分寺市本多

 

 

 


第46回銀河書道作品展
「毎日新聞社賞」


第46回銀河書道作品展「毎日新聞社賞」は、高校3年生 森谷 朗瀏さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

電報を受け取った時はなぜ自分宛てに届けられているのかわからず、筒を開けると『毎日新聞社賞』の文字が見えてとても驚きました。
驚きと同時に自分の書いた作品でこのような大きな賞を受賞できたことに対する嬉しさから家にいた兄に思わず受賞の旨を報告しました。また父と母からも「おめでとう」と言われ毎日新聞社賞という素晴らしい賞を受賞した実感が湧きあがりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

今回は「金剛般若波羅蜜経」を書きました。
2歳上の兄もこの題材を高校3年生の時に書き上げたことや佐伯司朗先生からの勧めもあり、字数の多い題材でしたが高校最後の集大成ということで挑戦することを決意しました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

とにかく一文字一文字が非常に小さく細かいうえに、今まで経験したことのなかった行数だったので作品を完成させるのに膨大な時間を要しました。
私は字の書くペースが遅いので昨年の10月から取り掛かりました。昨年末から清書に入りお稽古日に集中して書けば間に合うと思っていましたが、遅々として進まず、締め切り目前の7月になると、毎日毎日自宅で作品と向かい合い、書き進める生活を送っていました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

2歳上の兄が双葉本部で佐伯司朗先生に習っていたので、幼稚園年少頃に、その兄についていき双葉本部で佐伯先生のご指導のもと書を始めました。その後、佐伯先生の代稽古にこられた加藤司玲先生にご指導いただき、今年の4月から、総本部に籍を移して、また、佐伯司朗先生に直接ご指導いただいています。
書をはじめた幼少の頃から常に兄に追いつこうと奮闘していました。幼稚園から高校生の今日まで続けてきて、書に向き合う大切さを今更ながら実感し、筆を持つ機会を与えてくれた両親に感謝しています。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

一点に集中できることです。
今回の作品を書いているときも日頃から書に対する集中力がついていたことで作品を完成することが出来ました。
書で身についた一つのことに集中できる力は日常生活においても重要な役割を果たしていると思います。
また一つの題材に対して一人一人の個性が字に現れるのも書の魅力の一つと感じます。
現代では自分自身で文字を書くことよりもパソコンで文字を打つ機会が多くなっていますが、自分の手で書を書くというのは逆に今の時代に必要なことなのだと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

今回「毎日新聞社賞」という素晴らしい賞をいただきありがとうございました。
佐伯司朗先生・佐伯方舟先生をはじめ総本部の先生方、そして双葉本部の加藤司玲先生、日頃からご指導していただきありがとうございました。小さい頃からご指導していただいたことで今回のような素晴らしい賞を受賞できたと感じています。
これからも今の自分の書に満足せず、更に自分の個性が出る美しい書を書けるように日々邁進していきます。
これからもご指導よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会総本部・佐伯司朗先生、銀河会双葉本部・加藤司玲先生)から受賞者(森谷朗瀏さん)へ

森谷朗瀏さん『毎日新聞社賞』受賞、本当におめでとうございます。
多字数の作品を最後まで集中して立派に仕上げ、このような素晴らしい評価を得られたことに指導者として大変嬉しく思います。
私は君が初めて西川口の双葉本部の教室に来た時のことをよく覚えています。
それから、幼稚園生の君は、毎週休むことなく、お稽古にやってきました。
小さくてもしっかりとした目で、まっすぐに手本を見つめて、注意深く筆を動かす君。兄の朗琥君と一緒に、熱心に学ぶ生徒でした。
私が西川口の教室に行けなくなっても、毎月の競書や毎年の銀河書道作品展の作品、君のたゆまぬ努力をずっと見てきました。
今年3月、総本部の教室に来た君は、精神的にも身体的にも大きく成長し、見違えるようになっていました。
今回の作品制作でも早くから準備し、黙々と書き続けました。その結果が今回の受賞につながったのだと思います。
これからも兄弟仲良く、書を続けて欲しいと思います。(佐伯司朗)

 

森谷朗瀏さん『毎日新聞社賞』受賞おめでとうございます。
あなたは、幼稚園年少の時に双葉本部で佐伯司朗先生にご指導を受けて以来、常に佐伯先生を尊敬し、熱心にお稽古を続けてきましたね。
6年前に私(加藤司玲)が、佐伯先生の代稽古で双葉本部を指導するようになり、それから今年の3月まで、毎月あなたの競書作品を佐伯先生はご覧になり、その感想を私が間接的に伝えると、あなたは本当に嬉しそうに聞いていました。
あなたの今回の受賞は、佐伯先生はもちろんのこと、私も心から喜んでいます。
あなた方兄弟は、とても仲がよくて、いつもお兄さんと一緒に元気にお稽古に通って来てくれました。
今回の受賞作「金剛般若波羅蜜経」は、一昨年、お兄さんが挑戦したものと同じ作品で、制作過程でもお兄さんの作品を見なおして、勉強したと話してくれましたね。手本と真摯に向かい合い、丁寧に書き進めることは、膨大な時間と労力がかかります。長い時間黙々と書いているあなたの姿に、そして、有名進学校に通いながら、学業と書道を両立させ、お稽古を休まない真面目な人柄にいつも感心させられます。
銀河書道作品展の表彰式には、ご両親・兄弟おそろいで必ず出席され、展覧会場では展示されている作品を真剣に鑑賞・研究して、次年度に書きたい題材をご家族みんなで相談されるなど、多面的なサポートをしてくださったご両親とお兄さんにも感謝しなければいけませんね。
来年からは一般部に入り、お兄さんと共に切磋琢磨して、更に成長し続けてくれることを期待しています。(加藤司玲)

書道研究銀河会総本部
埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504

 

 


第46回銀河書道作品展
「毎日新聞社賞」


第46回銀河書道作品展・中学生の部・第一席「毎日新聞社賞」は、中学3年生 山本 夏楠さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

塾から家に帰ったらミニーちゃんが入ったかわいいバッグがありました。
中にはお祝いの電報が入っていました。『毎日新聞社賞』と書かれていてとっても驚きました。初めての大きな受賞で嬉しかったです。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

今年は、「出師表」を書きました。
これは、昨年の銀河書道作品展が終わった時に先輩が書いているのを見て私も書きたいと思ったからです。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

今回の作品は、昨年の早い段階から練習をしてきましたが、テストや部活に時間がとられ筆を持つ時間を十分に確保できなかったことや、考えていた以上に1文字1文字に時間が掛かったこともあり、作品制作が思ったように進みませんでした。
三原と溝沼の二つの教室に通い、毎日のように自宅でも書いてやっと出来上がりました。
自分ではよく努力できたと思います。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

私が小学1年生のときに銀河会総本部溝沼教室に入会しました。
当時の友達が銀河会で習字を習っていてみんな楽しそうにきれいな字を書いていたので私もやりたいと思って入りました。
また、私の母とおじも銀河会で書道を習っていたこともあり、迷わず銀河会総本部に入会しました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

私は人によって個性が出ることが書の魅力だと思います。
同じ作品を書いていても、書く人によって筆の入り方や、太さなどが変わって一人一人違う作品ができるところが私はいいなと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

このような大きい賞をいただきありがとうございます。
総本部の沢山の先生方のご指導のおかげで今回も作品も仕上げることができました。本当にありがとうございました。
これからも書道を続けて沢山の文字を書いて、色々な作品を作っていきたいと思っています。そして、更に今までよりも丁寧にしっかりと書けるように頑張りますのでこれからもご指導よろしくお願い致します。

 

指導者(銀河会総本部の先生方)から受賞者(山本夏楠さん)へ

山本夏楠さん『毎日新聞社賞』受賞おめでとうございます。
一昨年『毎日小学生新聞賞』を受賞した一つ下の妹・詩桜さんに続き、山本家に2つ目の電報が届いたこと嬉しく思います。
あなたは、昨年の銀河書道作品展が終わってすぐに、今度は篆書が書きたいと私達に伝えてくれました。中学最後の作品をしっかりと仕上げる心がまえができていることに私達はとても嬉しい気持ちになったことを覚えています。
あなたは、いつもニコニコ笑って周囲を和ませ、あなたがいると教室の中がパッと明るくなります。小学生たちの面倒も見てくれて教室の中ではとてもいいお姉さんのような存在です。
しかし、お習字に関してはとてもストイックで、お手本がどう書いてあるか注意深く観察することに長けているので、自分の字をどれだけお手本に近づけられるか丁寧に考えながら書いています。それゆえ下書きに充分時間をかけ作品を仕上げたからこそ今回受賞できたのです。
あなたの書道に対しての真摯さが作品にも表れ、のびやかな線質でおおらかにみごとにまとめあげた魅力的な作品となり、そんな点が評価されたように思います。
お母様とおじ様も同じ銀河会総本部溝沼教室に通い、銀河書道作品展も出品していました。お母様の銀河書道作品展へのご理解とご協力、ご家族の支えがあったからこそ、このような素晴らしい賞をいただけたのだと思います。
今年もまた先輩方の素晴らしいお作品を会場や作品集で見てください。そして、あなたの魅力がたくさん詰まった作品を書き続けていけることを私達は、楽しみにしています。

書道研究銀河会総本部
埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504

 

 


第46回銀河書道作品展
「毎日小学生新聞賞」


第46回銀河書道作品展・小学生の部・第一席「毎日小学生新聞賞」は、小学6年生 江田 さくらさんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

8月21日海外から帰宅し、夏休みももう終わりだなぁと思っていたところ電報が届きました。
初めての電報にドキドキしながら開けてみると、佐伯司朗先生からのお祝いの電報でした。
おどろいたのと同時にうれしさでいっぱいになりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

「若鮎清流」は渡邉司寶先生と相談してこの文字に決めました。
若鮎が力強く清らかな川の流れに泳ぐ姿をイメージして書きました。今まで書いた事のない文字に挑戦してみたいという気持ちでこの文字を選びました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

「若鮎清流」の中でも特に「鮎」の字が画数の多い魚へんと画数の少ない占の部分のバランスを上手くとるところが難しかったです。
「若」の左払いの角度にも苦労しました。
渡邉先生から「自分らしさを出すといいよ」とご指導をいただき、私らしさとはどういう書き方なのかと考えながら力強くのびのびと書くようにしました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小さい頃に「はな」や「つち」など2文字を見よう見まねで毎日のように書いて遊んでいました。
楽しそうに書く私の姿を母が見て「上手だね」「筆の入り方を三角にするといいんじゃない?」などお習字の話をたくさんしてくれて、祖母の友達のお孫さんが当時通っていた鹿沼本部への入会をすすめてくれたのが5歳の時です。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書の魅力は筆の運び方ひとつで文字が色々な表情になることや、満足のいく文字が書けるとすごく達成感があるところです。
練習するたびに上達するのがわかるのも書の魅力だと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

渡邉司寶先生、菅沼先生にはいつも優しくご指導いただき、ありがとうございます。
この作品は私一人の力では成し得なかったと思います。先生方のご指導はもちろん、自宅での自主練習につき合ってくれた父、いつも教室への送迎をしてくれた母、応援してくれる家族のおかげでいただけた素晴らしい賞です。
これからも先生方や家族に感謝の気持ちを忘れず、書道を楽しみながら、もっと難しい文字が書けるよう日々努力していきたいと思います。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(江田さくらさん)へ

江田さくらさん『毎日小学生新聞賞』おめでとう。
あなたが入会したのは5才の時、瞳をキラキラさせながらきちんと正座をして「先生、お願いします。」とニコニコしながら挨拶をした姿をよく覚えています。
あなたは、小さい頃からおままごとで遊ぶ時もお友達に「お習字で遊ばない?」と誘って何時間でも紙と筆で遊んでいたそうですね。その話をする時のお母様はとても嬉しそうで、わが子に寄せる期待の大きさを感じたものでした。
そのお母様の期待通り、毎週きちんとお稽古に通い、数々の作品展で上位の賞を受賞してきました。
2年生の時は8万点の応募がある下野書道展で「特選」(学年1位)になり、昨年の銀河書道作品展でも第45回記念賞という素晴らしい賞に輝きましたね。
それも自宅での自主練習をしっかりと見守ってくださるお父様や教室への送迎をしてくださるお母様の大きな愛が優しい心を持つあなたをここまで育ててくださったのでしょう。その心根は、あなたの書く字に大きな魅力を与え、あなたの作品は、線質がとても伸びやかで、墨色が際立っていて見る人を魅きつける力を持っています。
あなたは、何時も「書道が大好きです!!」と言う通り、何十枚と書きこんでも疲れをみせず、字形もよく墨量たっぷりに大らかに書ける豊かな才能を持っています。
感性も豊かで応用力もあるあなたなので、中学生になったらぜひ顔真卿や北魏時代の造像記など斬新な切れ味鋭い字体にも挑戦し、更に努力を続けてほしいと思っています。
鹿沼本部の皆で、あなたの成長を期待しています。

書道研究銀河会鹿沼本部
栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886