第44回銀河書道作品展 「文部科学大臣奨励賞」


第44回銀河書道作品展の最高賞「文部科学大臣奨励賞」は、高校3年生 橋場 朗暄さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

ミッキーマウスの電報を受け取って筒の中に入っていたお手紙を見ると「文部科学大臣奨励賞」と書かれていました。まさか自分が最高賞を受賞させていただくとは思ってもいなかったので、驚きと喜びで頭が真っ白になりました。とにかく急いで教室へお電話をして、母と教室へ向かいました。最初はあまり実感が湧かず、夢をみているようでした。先生方と話しているうちに、たいへん素晴らしい賞をいただいたのだなと改めて実感しました。また、同時に最高賞という賞の重みを強く感じました。今までお世話になった方々への感謝の気持ちで胸が熱くなりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

今年は張即之の「金剛般若経」を書きました。昨年も同じ字体の作品を書きましたが、計画的に進められませんでした。高校最後の年は、昨年以上にもっと心をこめて自分自身のなかで悔いのないように丁寧に作品を書きたいと思いこの題材を選びました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

今年はできるだけゆっくりと時間をかけて書こうと思いましたが、水泳部の最後の大会が控えていたので、その練習にかなりの時間をとられてしまいました。練習後には指先の感覚が鈍くなり、何となく筆を思ったように動かせない日もありました。以前、焦って間違えてしまったこともあったので慎重に、そして大きさが不揃いにならないように気を付けました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学校1年生のころ両親にすすめられ銀河会総本部溝沼教室に通い始めました。初めての習い事だったので不安と緊張でいっぱいでしたが、先生方の優しく丁寧なご指導のおかげで書道を好きになり、毎回のお稽古を楽しみにしていたのを覚えています。3つ下の妹もその後入会し、一緒に学んだことも励みになりました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

毛筆は一度書いたら書き直すことはできないので、一度で納得のいく字が書けたときには達成感を感じます。また、書に取り組んでいるときは何も考えず無心になれます。書道を通して集中力や精神力を養うことができ、人として成長できるところも魅力だと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

銀河会に入って12年目になりますが、ここまで続けられたのは佐伯司朗先生・方舟先生をはじめ、総本部の先生方の温かく丁寧なご指導のおかげです。本当にありがとうございました。これからは書道を習わせてくれて、今まで支えてきてくれた家族に感謝しつつ、さらに美しい字が書けるように努力していきたいと思います。これからもご指導よろしくお願いします。

 

指導者(銀河会総本部・佐伯司朗先生)から受賞者(橋場朗暄さん)へ

橋場朗暄さん『文部科学大臣奨励賞』受賞、本当におめでとうございます。
小学1年生で入会したあなたが早いもので高校3年生になり、最高賞を受賞されるまでに成長されたことは指導者一同感慨深いものがあります。子供の頃から水泳も続け、外では活発ですが、教室にくると黙々と机に向かっていました。小学校半ば頃、お習字を習うのをやめてしまおうかと思った時期があったそうですね。そんな時、ご家族は「書道をやめるなら、水泳も一緒にやめなさい」とおっしゃったそうです。あなたにどうしても書道を続けてもらいたくて厳しいことをおっしゃったのだと思います。お父様も叔母様も幼い頃、銀河会で勉強されていました。ご家族や周りの方々は、心をこめて丁寧に文字を書くことの大切さをわかっていらっしゃって、これまであなたを励まし続けてくださいました。その“想い”に深く感謝しましょう。根気よく続けてきたことで、埼玉県の書き初めや硬筆展なども中学・高校になると必ず入賞を果たすほど成長しましたね。諦めないで練習を積み重ねてきてよかったですね。年を追うごとに作品制作に対して新たな目標を立て、達成しようとする力も養われたのではないかと思います。高校生活最後の銀河書道作品展は、昨年の作品制作を振り返り、少しでも自分自身で悔いのない作品をつくりたいと、一文字ずつ筆を進めていました。今回の作品は、張即之のどこか温かみのある線質を丁寧にとらえて書けたと思います。また来年から、新たな環境の中でも時間を大切につかい、書道を学び続けていってほしいと願っています。

書道研究銀河会総本部・埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504

 

 

 


第44回銀河書道作品展 「駐日中国大使館賞」


第44回銀河書道作品展の「駐日中国大使館賞」は、高校3年生 松丸 曄情さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

受験勉強をしていた私のもとに突然、母がミッキーの電報を持って現れました。
2年連続で電報が届くと思っておらず、母から早く中を確認しなさいと言われ、恐る恐る確認すると、「駐日中国大使館賞」と書いてあり、驚きと嬉しさで勉強していたことを全て忘れてしまいました。
すぐに松藤春蝉先生にLINEで報告し、お祝いの言葉を頂き、その後松藤書道塾のLINEグループで銀河書道作品展の結果が発表されると先生方、家族、教室のみんなから祝福され、少しずつ、嬉しさが込み上げてきました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

董其昌の「金剛般若経」を書きました。
昨年、三體千字文を書いた私は、先生に「これより文字数の多いお手本はありますか」と伺うと、金剛般若経のお手本が出てきました。先生は「8mmマスに書けば、5000文字以上書けるけど、出来るかなぁ?難しいよ!」と話されました。中学まで仏教校に通っていた私にとって、お経はとても親しみを持つことができる内容で、是非書いてみたいと思いました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

一番苦労した点は、文字の大きさを揃えることと締め切りに追われたことです。
文字の大きさを揃えることについては、字が小さいため一瞬でも気を抜くと墨の滲みで文字が潰れてしまうので、細心の注意を払いながら書き進めました。
今回の作品は5000文字以上あり、春休みから締切までの日数を計算して、1日50文字以上のノルマを決めて書き始めました。しかし、8割程書き終えた6月初旬に書き間違えてしまいました。すぐに春蝉先生に報告し、書き直すことになりました。締切まで1ヶ月半、今まで以上のノルマをこなさなければならなくなり、精神的、肉体的にもとても大変でした。そのような中、先生方に「良い作品を作るための試練だね、あなたならできるよ!」と、温かく声を掛けていただき、無我夢中で書き上げました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

2才10ヶ月だそうです。
二人の姉が習っているのを見て自分もやりたいと言って教室に行ったそうです。(私は記憶にありません)

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書けば書くほど、上手くなるのが目に見えてわかるところです。書いた分だけ、上手くなり、書いた時間は裏切りません。今回の作品は書き直しがありましたが、書き直したことによってより良い作品ができ、自分でもそれを実感できました。
そして、何より無心になることができる、あれこれ考えることがないくらい熱中できるところです。
また、上手く書けたら「上手く書けたね」と家族に誉めてもらえます。唯一私が厳しい母から誉められる事柄です。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

私はこの作品を通してたくさんの人に応援され、その応援を感じることができました。父は毎回教室まで車で送り迎えをしてくれて、母は黙って私を見守ってくれました。二人の姉や友人たちはLINEやメールでいつも応援してくれていました。
そして、松藤春蝉先生・司曄先生には、2才の時から手取り足取りここまで書けるようにしていただきました。手本作りからマス目の計算・罫線の作り方など作品の細部にわたってご指導いただいた中嶋藤粹先生・藤祐先生、本当にありがとうございました。途中で挫けそうになっても先生方はいつも励ましてくれました。「諦めたらだめだよ」という言葉が励みになり、終わりの見えない作品作りをなんとか終えることができました。
これからも、更により良い作品が書けるように日々精進していきたいと思います。より一層厳しいご指導をお願い致します。

 

指導者(銀河会千葉本部・松藤春蝉先生)から受賞者(松丸曄情さん)へ

昨年、高校2年生で「毎日新聞社賞」をいただき、今年はそれよりも上を目指しての作品作りが春から始まりました。これは、本人にとって大変なプレッシャーだったと思いますが、なんとか5000文字以上の作品を仕上げ、このような素晴らしい成績をおさめることが出来て、指導者としてもホッとしています。
16年間変わらず応援し続けていただいたあなたのご家族とあなたに、松藤書道塾の指導者・生徒みんなから「おめでとう」の言葉を贈ります。
今回の作品作りは、薬剤師を目指して勉強しているあなたにとって、受験勉強との両立で大変だったと思います。途中で間違えてしまった時に「先生、間違えちゃった、どうしよう」と電話の向こうで泣きそうになっているあなたに、私たちは心を鬼にして、出来るだけ平然を装い「最初から書き直しだね、あと1ヶ月半もあるから書けるよ」と言いました。きっとあなたは「先生はむちゃくちゃなことを言う」と心の中で思ったかもしれませんが、それに挫けずによ〜く頑張りました。
当然、学校帰りに教室に来て書くだけでは終わりません。とうとう教室の座り机を一台自宅に持ち帰り書くことになり、きっと受験勉強と同時並行の作品作り、最後は受験勉強どころではなかったのではないかと思います。時々深夜や早朝にLINEで送られてくる進捗状況の作品写真を見て、徹夜で書いているのだろうと思いながらも文字の善し悪しには一切触れず「締切は変わらないよ、絶対だよ」と、私たちは鬼のような返事を繰り返しました。「とにかく書き進めるしかない、書き直した分だけ上達している」と私たちは感じながらも締切日だけを伝え続けました。そして、締切日には書き上げた作品と机を持って教室にやってきました。本当によく頑張りました。
さあ、これからは自分の目標に向かってしっかり勉強してください。今回の作品作りの頑張りがあれば、きっと目標に到達できると思います。みんなで応援しています。

書道研究銀河会千葉本部・千葉市中央区川戸町481-7
043-261-4567

 

 


第44回銀河書道作品展 「駐日中国大使館賞」


第44回銀河書道作品展の「駐日中国大使館賞」は、高校2年生 平野 生寳さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

私は電報が届いたことを知った瞬間、涙が込み上げました。
筒を開けると「駐日中国大使館賞」と書かれてあり、信じられない気持ちと同時に、支えてくださった先生方や家族への感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

「石臺孝経」を書かせていただきました。
中学1年の時に初めて「石臺孝経」を書きましたが、当時は形をとるのが精一杯で、特徴的な起筆や波磔を表現するには程遠いものだったと記憶しています。
今回は小さい文字を入れた上で重厚感のある作品に仕上げたいと思い挑戦しました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

最初は、字形に固執するあまり中心が揃わず安定しなかったり、流れが無くなるなど直すべき課題はたくさんありました。それ以上に、最後まで書き上げるための集中力と体力を保つことにとても苦労しました。
高校では書道部に所属しており、勉強と部活の両立が難しく、教室で書ける時間が制約されました。自宅で書く時は教室で書く以上に細心の注意が必要となり、孤独との戦いでもありました。
教室では先生方に細かい点まで丁寧にご指導いただきながら落ち着いて書くことが出来ました。このすばらしい環境があったからこそ作品を完成させることが出来たのだと思います。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

私は小学1年生の冬に鹿沼本部へ入会しました。とても緊張しながら教室に入り、先生に手を添えていただきながら「つき」と大きく書いたことは、今でも鮮明に覚えています。
教室で一生懸命書いた作品を先生は必ず褒めてくださるので、自分の書に段々と自信を持つことができ、書道が大好きになりました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書の魅力は、自分の気持ちを文字で自由に表現し、その想いを見る人に伝えられることだと思います。
さまざまな展覧会に足を運び多くの作品に触れた時、一本の線にも思いが込められていることを実感しました。私も書道パフォーマンスをする機会があり、自分が心を込めて書いたものが相手の心に響いたのを肌で感じました。
私も人の心を動かせる作品が書けたらと願っています。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

渡邉司寳先生、司航先生、菅沼寳眞先生には、作品制作の最初から最後まで支えていただきました。
司寳先生には、一点一画繊細な線に至るまで筆の穂先に神経を注ぎ表現するよう、的確なアドバイスをいただきました。精神面でもたくさんの方に支えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからは、この鹿沼本部で培ってきた志を大切にし、来年の受験をはじめ日々活かせるよう努力していきたいと思います。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(平野生寳さん)へ

平野生寳さん『駐日中国大使館賞』おめでとう。
あなたが銀河会鹿沼本部に入会したのは、小学1年生の時でした。初めからきちんと挨拶ができるしっかりした子だなぁ、と感心したのを覚えています。あなたは「人見知りなんです」と言っていましたが、同じ学校のお友達はもちろん他の学校の生徒とも溶け込み、書を通じての大切な仲間として付き合ってきましたね。
小学校のバレー部の練習で足を骨折した時も書道教室に通ってきて、「全然大丈夫ですよ」と明るく笑っていましたね。中学3年生の時には、明治神宮賞を受賞し「高校生になってもさらに上を目指そうね」と仲間と約束していたのが印象的でした。
今回の作品においては、古典の特徴をよく理解し、繊細な起筆と存在感のある波磔を見事に表現することができました。あなたの持ち味である強い線質は終始一貫しており、安定した仕上がりとなりました。
学業との両立は容易なことではなかったと思いますが、お稽古の後、お母さまのお迎えを待つわずかの時間も無駄にせず、学校の勉強に励む姿はたいへん立派でした。これからも墨の香りのする教室で、後輩たちの模範となっていってください。

書道研究銀河会鹿沼本部・栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886

 

 

 


第44回銀河書道作品展 「毎日新聞社賞」


第44回銀河書道作品展「毎日新聞社賞」は、高校3年生 梶原 茉莉さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

古川司源先生からお電話を頂いた時、家族で大阪にいて、銀河書道作品展のことを忘れていたので、大変大きな賞を頂いた事にとても驚きました。去年より上の賞を頂ければと思っていたので、本当に嬉しいです。
この賞を頂けたのは、熱心に教えて下さった古川司源先生・司邦先生と支えてくれた家族のお陰だと思います。感謝申し上げます。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

「三體千字文」を書きました。
去年、千字文作品を出品しました、今年は高校生活最後の年なので集大成として、三千字に挑戦しようと思って書きました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

一文字1cmマスに書くのは、とても細かく小さい為、少しのミスもできないので、なかなか筆が進まず初めは苦労をしました。ですが、だんだんリズムに乗って書く事が出来ました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学校5年生の時に学校の書道の先生から書道展に出品しませんかとすすめて頂いたのが書道を始めるきっかけでした。中学の部活動で少し学んでおりました。本格的に書に力を入れたのは、高校受験の時に、書道推薦を受けるために頑張りました。
高校に入学してから専門的に学びたいと思い、高校1年の10月に古川司源先生・司邦先生に出会い今日に至っています。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

努力した分だけ書写力が身につくところだと思います。熱心にコツコツ積み重ねていると、美しい文字が書ける事だと思います。その事が嬉しくて頑張ろうと思いました。
また、文字によって心の表現が出来る点も魅力です。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

学校の授業だけでなく専門的に書の勉強をしたいと思い、街の書道教室を見学していたところ、何気なく訪れた東武カルチャー教室での体験で古川司源先生・司邦先生に出会いました。2年前、私が高校1年生の10月のことです。
とても教え方が新鮮で全てのことに対して先生方は親身になって接して頂き感動し、朝霞教室へも通うようになりました。
この2年間、色々な作品を制作し出品して、多くのことを学ばせて頂きました。今回、この様な素晴らしい賞を頂けたのは、古川司源先生・司邦先生のお陰です。
これからは書くことだけではなく学問的にも追求し、社会人としても成長した書家になれるよう頑張って行きたいです。

 

指導者(銀河会朋心本部・古川司源先生、司邦先生)から受賞者(梶原茉莉さん)へ

梶原茉莉さん『毎日新聞社賞』受賞おめでとう。
あなたは高校で書道コースを学んでいて、より深い書道を求めて、様々な書道教室を見学するも、満足できる所がなかったそうですね。偶然、池袋の東武カルチャーセンターでお母様と一緒に私の授業を体験し、入会してくれました。
あなたの書への姿勢からは、書道を楽しみ、意欲的に取り組んでいるのが伝わります。これからもその姿勢を忘れず、より専門的に学んで行けば書家への夢もきっと叶うでしょう。
今回の銀河書道作品展では、高校生活の集大成として三體千字文に挑戦しました。勉学との両立で多忙の中で、大きな成果を挙げ、喜びもひとしおの事と思います。
本人の努力もありますが、両親の支えがあってのことです。感謝を忘れず、精進して下さい。心から応援しています。

書道研究銀河会朋心本部・埼玉県朝霞市仲町2-2-38-205
048-464-0603

 

 

 


第44回銀河書道作品展 「毎日新聞社賞」


第44回銀河書道作品展「毎日新聞社賞」は、高校2年生 吉識 裕幸さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

学校が主催した海外短期研修から帰国したばかりで、夏休みの宿題に追われていたところ、父から私宛に電報が届いたよと渡されました。急いで中を開けてみると、佐伯司朗先生からの電報で、銀河書道作品展に出品した私の作品が毎日新聞社賞を受賞したことがわかりました。
びっくりして家族に知らせると、自分のことのように喜んでくれました。お教室にお礼に伺った際には、佐伯司朗先生および総本部の諸先生方からおめでとうと言っていただき、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

中島司有先生が楷書・行書・草書の三體で書かれた「三體千字文」に憧れていました。中島司有先生の書はどれも大変美しく深い感銘を受けます。先生の端正な文字を作品に仕上げることはとても難しいと思いましたが、諸先輩方が展覧会で書かれているのを見ては、いつか私も挑戦したいという思いがずっとありました。今まで以上に思い出に残るような作品を書きたいと思い今回書くことを決めました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

これまで書いたこともない約1.3cmのマスの中に、異なる三書体で書くことになりましたので、中島司有先生の本をいつも見るように心掛け、まずは自分なりに字体やその大きさに慣れるための練習を繰り返し行いました。清書に入ってからは、「焦らず、慌てず、諦めず」という気持ちを常に持って、進めていきました。途中、なかなか筆が進まなかったときもありましたが、先生方の温かい励ましもあり、最後は何とか完成させることができました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

小学校1年生の4月に、自宅のすぐ近くにあった総本部に通い始めました。母が、自分の名前をきれいな字で書けるようになってほしいとの思いから、お教室を探してくれました。
最初は勝手がわからず、不安な気持ちでいっぱいでしたが、先生方の熱心なご指導の下、お教室の先輩方や同学年のお友達からも刺激を受け、徐々に上達していくのが実感できました。
また、毎年家族全員で日本書展にも伺っていますが、佐伯司朗先生、方舟先生をはじめ諸先生方のとても素晴らしい作品を間近で拝見できることも、大変貴重な勉強の場になっています。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

今夏、海外短期研修でオーストラリアに行きましたが、現地の受入校にて文化交流の一環として書道を紹介する機会がありました。簡単な文字を書き、それを受入校の生徒たちに教えたのですが、大変興味深い様子で、一生懸命に教えた文字を書いていました。ホームステイ先では、家族全員の名前を一人ずつ半紙に墨で書いてお渡ししました。日本のことを紹介した中ではこれが一番喜ばれ、私もとても嬉しくなりました。海外での今回の体験を通じて、書道が国際交流に大きく貢献できることを実感し、改めて日本の文化である書道の素晴らしさを体現できたと思っています。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

佐伯司朗先生、方舟先生、総本部の諸先生方、小さい頃からずっといつも丁寧なご指導をいただきありがとうございます。この度は素晴らしい賞を受賞することができ、大変感謝しています。
これからも色々な書体に挑戦するために、日々お稽古に精進していきたいです。
今後もご指導よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会総本部・佐伯司朗先生)から受賞者(吉識裕幸さん)へ

吉識裕幸さん『毎日新聞社賞』本当におめでとうございます。
あなたは小学校1年生から入会されました。小さい頃から穏やかで落ち着きがあり、筆を持った時の集中力は大変素晴らしいものでした。3つ下の弟さんと一緒に通われ、日本書展をはじめ展覧会があるとご家族で必ず見に来て、熱心にご覧になっていました。ご家族をはじめお爺様お婆様も、お二人の作品を大変楽しみにされていたようです。あなたの周りにはいつも応援して下さるたくさんの方々がいらっしゃいます。それは何にも代え難いあなたの宝物だと思います。今回の銀河書道作品展では、いつか書いてみたいと憧れていた中島司有先生の三體千字文に取り組みました。清書に入るまでの準備にも時間をかけて、慎重に書き始めましたが思うように進みませんでしたね。それでも一文字ずつ焦らないように、最後まで一貫性を持ち続けるよう努めていました。完成するのだろうかと、少し心配にもなりましたが、私達をはじめご家族の方々もあなたを信じ、静かに見守っていました。完成した後には「昨年より頑張りました」と明るい笑顔で話してくれ、その顔は達成感にあふれていました。その作品がこのような素晴らしい賞につながりました。決して一人では完成できなかった作品だと思います。いつも周りに感謝して、これからも“書く”ことを学んでいってくれることを指導者一同、心から願っています。

書道研究銀河会総本部・埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504

 

 


第44回銀河書道作品展 「毎日新聞社賞」


第44回銀河書道作品展・中学生の部・第一席「毎日新聞社賞」は、中学3年生 渡辺 大樹さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

書道のお稽古中に、母から電話があり「祝電が届いているよ」といわれ、書道教室に届けてもらいました。
「毎日新聞社賞」という文字をみたときは、驚きと喜び、そして感謝の気持ちでいっぱいになりました。書道教室で祝電を開けたので、渡邉司寳先生、菅沼寳眞先生、教室の皆さんから「おめでとう」と声かけられたときのことは、鮮明に覚えています。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

昨年「石臺孝経」を書いたので、もう一度隷書に挑戦したいと思いました。
先生の薦めもあり、「王寳メイ 絶句十二首」を書くことに決めました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

王寳メイの隷書の特徴が掴めず、書き始めのころはどうしても思うように書けませんでした。しかし、先生方からのアドバイスをいただき、常に考えながら書くことで、少しずつですが上達することができました。
最後の方は、焦りと失敗できない不安の中で、一文字一文字落ち着いて、丁寧に書くと自分に言いきかせて書きました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

鹿沼本部で習っている友達に誘われ、小学1年生の3月から通い始めました。今では、書道教室に誘ってくれた友達にとても感謝しています。
書道教室では、壁一面に貼られた作品に刺激を受け、他の人が書くところを見るのはとても勉強になりました。また、自分へのアドバイスはもちろん、先生が他の人へかける言葉も参考にしながら書いていました。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書けば書くほど上達することが実感できるところにあると思います。
先生方からのアドバイスをすぐに活かせるように心掛け、誰よりも枚数を書くようにしています。満足のいく作品が書けたときはとてもうれしく思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

渡邉司寳先生、司航先生、菅沼寳眞先生には、日々の稽古からわかりやすくとてもあたたかいご指導をいただきました。技術面はもちろん、書道の楽しさを教えていただきました。今日まで楽しく書道を続けることができました。
作品制作中は、夜遅くまで書いていることが多く一番遅くまで教室に残っていることが度々ありました。司寳先生はいつまでも優しく見守ってくださり、あたたかい言葉をかけてくださいました。この作品を書き終えることができたのも先生方の支えがあったからです。本当にありがとうございました。
これからも書道を続け、人の心に響く作品が書けるようになりたいと思います。今後ともご指導よろしくお願いいたします。

 

指導者(銀河会鹿沼本部・渡邉司寳先生)から受賞者(渡辺大樹さん)へ

渡辺大樹さん『毎日新聞社賞』おめでとう。
あなたは小学校1年生の時、銀河会鹿沼本部に入会しました。同級生の中でも一番落ち着いて競書に取り組み、一文字一文字丁寧に時間をかけて書いていました。それでも「納得がいかないのでもう1枚書いてもいいですか」と言ってくるような熱心な生徒でした。また、小さい時から礼儀正しく、私たち指導者への受け答えはもちろんのこと、目上の方や家族に対しても丁寧で適切な敬語で話していた姿が印象に残っています。同級生からの信頼も厚く、小さな子に対しても優しくアドバイスするなど、あなたの温厚な人柄が感じられました。
銀河書道作品展への出品を通じて正しく伸びやかな筆遣いを学んだ経験を活かし、県内の書道展においても、常に上位入賞を果たしてきました。また、その実力が認められ、中学校では掲示板にスローガンを清書するという大役を務めるまでになりました。
今回の作品も1年をかけて一筆一筆刻むように書きすすめてきました。制作中に私たちから掛けられる言葉を真摯に受け止め、非常に安定した作品に仕上げることができました。
高校受験を控えて勉強との両立が大変ですが、持ち前の粘り強さと、何でも吸収しようとする柔軟な心を大切に、乗り切ってください。今後の活躍を期待しています。

書道研究銀河会鹿沼本部・栃木県鹿沼市見野1010-1
0289-65-1886

 

 


第44回銀河書道作品展 「毎日小学生新聞賞」


第44回銀河書道作品展・小学生の部・第一席「毎日小学生新聞賞」は、小学6年生 山本 詩桜さんが受賞されました。受賞後の感想などを伺いました。


Q1 受賞の知らせを受けたときの感想は?

旅行中にお父さんからメールで、私に電報が届いたと教えてくれました。
帰って急いで開いてみるととてもかわいいプーさんのぬいぐるみと一緒にお手紙があり「毎日小学生新聞賞」とありました。大きな賞だったので、とてもびっくりしました。うまく書けなくて何度も書いたのでがんばって良かったなと思いました。

Q2 作品の題材とそれを選ばれた理由は?

選んだ作品の他にも、良いと思った課題があって悩みました。その中でも「伏龍鳳雛」の文字がかっこよく、小学生最後の作品展だし、がんばって書いてみたいと思ったので、この課題にしました。

Q3 作品を仕上げるうえで特に苦労された点は?

最初の「伏」という文字は画数が少なく、全体とのバランスが取りにくかったです。また、「雛」の左側「芻」の上下のつくりの大きさをとらえるのにとても苦戦しました。

Q4 ところで、書を始めたのはいつですか?

私が幼稚園の時、姉のお友達や近所の多くの子が銀河会でお習字を習っていました。みんなとても上手で楽しそうに勉強していたので、姉も入会することになりました。その時、私も一緒に母や叔父さんが子供の頃通っていた総本部溝沼教室に入会しました。最初は知らない人ばかりで、とても緊張しましたが、お稽古のある日はいつも楽しみでした。

Q5 書の魅力はどこにあると思いますか?

書いていると、自然と夢中になっているところです。
また、少しお手本と違うところがあったら、どうすればお手本の通りに書けるようになるかを考え学ぶところが、書の素晴らしい魅力だと思います。

Q6 最後にご指導頂いた先生へのお礼とこれからの抱負について一言お願い致します。

総本部の先生方、いつもご指導いただきまして、ありがとうございます。今回は最後まで熱意をもって、寄り添って下さったおかげで、とても大きな賞をいただけたのだと思います。これからも県の書き初めや硬筆展、毛筆・硬筆検定なども頑張りますので、よろしくお願いします。

 

指導者(銀河会総本部の先生方)から受賞者(山本詩桜さん)へ

山本詩桜さん『小学生毎日新聞賞』受賞、おめでとうございます。
あなたは幼稚園の時、1才上のお姉さんと一緒に入会されました。少しはにかみながらお姉さんと一緒にお教室に入って、一所懸命お手本を見つめて真剣に一点一画を丁寧に書いていた姿が懐かしく思います。今回の作品は、いくつかの手本の中から『伏龍鳳雛』という課題を選びました。四文字をうまく配置し、バランスよく書けず一文字がよくても、他の文字の字形がうまくとれなくて、沢山書き直しましたね。でもあなたは「難しくてとても大変だけど楽しい」と言って、最後まで頑張っていましたね。幼かったあなたの心の成長が感じられ、とても嬉しく思いました。お姉さんも部活の合間を縫って頑張っていたことも励みになったと思います。お母様と叔父様も小さい頃、姉弟で同じ教室に通われ熱心にお勉強されていました。親子が二代にわたり銀河会で学ばれていることは、私達指導者にとっても大きな喜びです。これからも長く続けてほしいと心から願っています。あなたをいつも支えてくださるご家族や、温かく応援してくださる周りの方々に感謝して、中学生になっても今まで以上に頑張りましょうね。

書道研究銀河会総本部・埼玉県朝霞市三原3-7-15
048-466-5504